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脚本コンクールの募集要項には必ず脚本の書式が明記されています。用紙１枚の行数、１行の文字数、そして字下げ（インデント）が主な規定項目となります。ひな形としてワードファイルが用意されている場合も多いのでそのワードファイルに直接脚本を書き込むことも可能ですが、書き込む度にインデントを変更する煩わしさがあります。O's
Editor3 で脚本を執筆すればそのような煩わしさから解放され、内容に集中することができます。ここでは O's Editor3 で脚本を執筆したうえで、脚本コンクール用のワードに仕上げる方法を解説します。
まず O's Editor3 で脚本を書きます。スタイルはどれでもかまいません。柱の先頭に○を挿入すること、台詞をカギ括弧で括る、この二つのルールだけ守ればOKです。全力で内容に集中してください。スタイルはどれを使ってもかまいませんが［脚本］スタイルや［台本印刷］であればト書きや台詞のインデントが自動的に施されるので読みやすくなりますが、慣れているのであれば標準スタイルでも問題なし。ときどき各脚本コンクール用のスタイルで最終形をざっと確認しておきましょう。書きながらいつでも自由にスタイルを変更できるのが
O's Editor3 で執筆するメリットの一つです。
脚本を書き上げたら、脚本コンクールスタイルで書式を確認しましょう。特に枚数が規定に収まっているかどうかは重要です。
O's Editor3 のメインメニュー［印刷とエクスポート｜Office Open XML］を実行します。
Office Open XMLエクスポートダイアログが表示されたら、各項目を選択します。例えば日テレシナリオコンテストの場合は書式名を［脚本20字20行］にして、フォント名は［MS
明朝］、出力ページは［本文のみ］、シーンナンーバー種別は［シーン番号と柱記号］、さらに［柱の次行を空けない］にチェックを入れます。OKボタンをクリックするとワード形式のファイルをエクスポートします。
O's Editor3 からエクスポートされたワードファイルを開いた状態で全文を選択してコピーします。
脚本コンクールのひな形ワードファイルから応募用のファイルを作成し、本文挿入部分に［元の書式を保持して貼り付け］を実行してください。［元の書式を保持］することによってインデントを保ったまま貼り付けることができます。貼り付けたら内容が正しく反映されているかどうか確認してください。脚本本文が問題なければ、あとは表紙やあらすじなどを加筆すれば応募ファイルの完成です。
O's Editor3 からひな形ワードファイルを作成する手順は以上です。登場人物やあらすじもあらかじめ O's Editor3 で用意しておくことも可能ですが詳細については後日追記します。
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